打つ・送る
短い線=トン 長い線=ツー たどった先の丸がその文字。4打目より先は一覧表へ。
送ると、受け取った人はリンクを開くだけで同じ音を聞けます。
キーボードでも打てます: ・点 / -線 / Backspace戻す 届いた符号を読む →
届いた符号を読む貼ると文になります。タップで音も鳴ります
受け取った符号を貼ると、ここに文が出ます読めないときは上で欧文・和文を切り替え(・- は欧文 A・和文 イ)。
一覧表4打目より先の数字・記号もここにあります
欧文は国際モールス符号(ITU-R M.1677-1)、和文は無線局運用規則に基づいています。
モールス信号の決まりごと
符号を覚えたあとに役立つ決まりごとです。
長さは「短点いくつ分」ですべて決まる
決まっているのは秒数ではなく比です。短点1つを1単位として数えるので、速さが違っても比を守れば通じます。
| 短点(トン) | 1単位 |
|---|---|
| 長点(ツー) | 3単位 |
| 符号の中の間 | 1単位 |
| 文字と文字の間 | 3単位 |
| 語と語の間 | 7単位 |
速さより間の長さを正確に。文字の切れ目を知らせる合図はなく、受け手は音と間の長さだけで区切ります。
速さは「1分間に何語」で表す
基準になるのは PARIS という語です。語の後ろの空きまで入れるとちょうど50単位になるので、これを物差しに使います。1分間にPARISを20回送れる速さが20語/分(20 WPM)で、このとき1単位は60ミリ秒です。
この分岐表では1単位を70ミリ秒(およそ17語/分)にしています。短く押すか長く押すかの境目は、ちょうどその中間の2単位です。
打ち間違えたときは、短点を8つ
短点を8つ続けて送ると「いまのは間違い」という合図になります。訂正符号(HH)と呼ばれるもので、受け手は直前のことばを丸ごと捨てて、打ち直しを待ちます。文字1つだけを直すのではなく、ことば単位でやり直すのが作法です。このページの電鍵も同じように動きます。
覚え方には定石がある
- コッホ法いきなり目標の速さで、ただし2文字だけから始めます。9割取れるようになったら1文字ずつ足していく方法です。
- ファーンズワース符号そのものは速いまま送り、文字と文字の間だけを広げます。「文字20語/分・全体5語/分」のような設定から始めます。
どちらもゆっくり打って覚えないための工夫です。遅い符号で覚えると点と線を数えるくせがつき、速くすると聞き取れなくなります。
知っておくと通じる合図
- SOS
・・・---・・・区切らず一続きに送ります。3文字ではなくこれで1つの合図です。 - CQ
-・-・ --・-「誰でもいいので応答してほしい」という呼びかけ。 - AR
・-・-・通信の終わり。AS・-・・・少し待ってほしい。 - ?
・・--・・もう一度送ってほしいとき。
日本語を送る「和文モールス」もある
カタカナを送るための符号が別に決められています。イロハ順に欧文の符号を当てはめて作られたもので、無線局運用規則にも定めがあります。ただし文字の出やすさを考えずに割り当てたので、よく使う文字に短い符号が来ておらず、効率は欧文に劣ります。ヘが・、ムが-です。
いまの日本での位置づけ
実技試験はなくなりましたが、モールスは今も現役です。アマチュア無線の国家試験では、実技が第三級で2005年、第一級・第二級で2011年10月に廃止されました。それでも符号の理解は筆記で問われ、電波の届きにくい条件でも通じるCW(モールス通信)は使われ続けています。
読み物:モールス信号のはじめ方 →出典:国際電気通信連合 ITU-R M.1677-1「International Morse code」/総務省 無線局運用規則 別表第一号(第十二条関係)/総務省報道資料「アマチュア無線技士国家試験に係る試験科目の見直し」